医療の専門家の一人である看護師は、常に医学知識を学ぶ姿勢を必要とします。しかし、忙しい看護師の仕事を続けながら、なおかつ新しい知識を学び続けるというのは本人に対する負担がやはり大きいものでしょう。また、結婚している看護師の場合は、仕事だけでなく家事、育児をこなさなければならないため、さらに負担が増大しかねません。そのため、仕事と学習の両立が叶わずスキルアップを諦めてしまったり、あるいは看護の仕事を辞めるケースも少なからずあるのが実情です。このような事態に陥る前に、学ぶ姿勢を維持し続けるための問題解決しなければなりません。そのために必要なことは、まず家族による協力です。看護師が仕事と学びを両立させるためには、身近にいる人たちの協力が欠かせません。パートナーや子どもが互いに協力して家事を分担し合うことで、学ぶための余裕が生まれます。そして、学びにより看護スキルがアップし、より上位のキャリアへとステップアップが可能となるため、結果として収入が増え、生活にも余裕が生まれるのです。しかし、このような家族の協力を得るためには、まず家族への説明が必要です。仕事の現状を伝え、学び続けるために家族の協力が必要不可欠であることを説明すれば、協力が得られるのではないでしょうか。仕事と学びの両立ができずに一人で思い悩むより、ごく身近な存在である家族に悩みを打ち明け、問題を解決していくことが重要になるのです。また、身内に看護師がいる場合には、家族自身にも自主的に協力する意識が求められます。